ナッパ漬け(山形青菜漬け)と打ち豆の煮付け

山形には「ナッパヅケ」という冬には欠かせないピリ辛の「青菜漬け」があります。長野に旅行したとき野沢漬けを美味しくいただきましたが、やはりここは山形。山形の「ナッパヅケ」(青菜(せいさい)漬け)が一番と思っております。「ナッパヅケ」は各家庭にオリジナルの味があり、個性があります。(青菜の種まき、漬け物の付け方はその時節になりましたら紹介します。)
この「ナッパヅケ」ですが、春が近づくと酸味が出てきて、遂には廃棄の運命となります。ですが、「もったいない文化」が育まれている山形村山には「ナッパ漬けの煮付け」という田舎料理があったのです。


材料
1 ナッパ漬け(青菜漬け)
2 煮干し
3 打ち豆(乾燥大豆をトンカチなどで打ちつぶしたもの)
4 醤油、化学調味料 少々


作り方
1 ナッパ漬け(青菜漬け)を適度に水戻しします。
2 1を食べやすい大きさに切り鍋に入れて材料2.3をいれ、強火で火にかけます。  

3 この時ナッパ漬けの歯触りが残るように気をつけます。
4 醤油、化学調味料を入れ味を整えてデキアガリ。

食べ方
  一味芥子を振りかけるとアクセントのある味を楽しめます。








ナッパ漬け(山形青菜漬け)12月の漬けたばかりの頃はもっと爽やかな緑(青色)で、辛みが強いです。
平成19年3月30日 調理撮影
打ち豆(大豆をトンカチなどでたたきつぶしたもの)ここ山形でも珍しくなりました。
打ち豆と煮干しがマッチングしています。ぬる燗にぴったりです。
家庭菜園/減農薬/
山形.村山おらホの百姓